役場では「おくやみサポート」の窓口から
葉山町は、亡くなった後の役場の手続きを「おくやみサポート」として案内しています。役場庁舎1階の町民健康課1番窓口で故人の情報を伝えると、必要な手続きを選び出し、担当の窓口を教えてもらえます。
- 問い合わせは、町民健康課 戸籍相談係(046-876-1111、内線202〜204)です。電話での相談もできます。
- 町の案内冊子に、窓口ごとの手続きと持ち物がチェック表で載っています。行く前に目を通し、持ち物をそろえておきましょう。
片付けの前に、役場や関係先に返す物を分けておく
おくやみサポートの冊子を見ると、手続きに使う物の多くは家の中にあります。業者が入る前に、次の物を一つの箱にまとめておきましょう。
- 返す物:印鑑登録証、介護保険証、各種の障害者手帳など。国民健康保険や後期高齢者医療の保険証は、葬祭費の請求にも使います。
- 年金証書:未支給の年金を請求するときに使います。
- 町税の通知書と口座の控え:町税を口座振替で払っていた場合は振替先の登録し直し、町税が課税されていた場合は相続人の代表者を決める届けが必要です。
- 水道の検針票、運転免許証:冊子では、水道は鎌倉水道営業所、運転免許証の返納は葉山警察署が問い合わせ先として案内されています。
現金や貴金属、形見の品は家族が先に持ち出します。国民生活センターには、残すはずの遺品を業者に処分されたという相談が寄せられています。残す物と処分する物の区別がはっきりしない部屋は、作業の日までに家族で見ておきましょう。
相続放棄の申述先は、横須賀の家庭裁判所
相続放棄を考えているなら、遺品を売ったり捨てたりするのは待ってください。相続を認めた(単純承認した)とみなされ、放棄できなくなるおそれがあります(民法第921条)。
- 故人の最後の住所が葉山町なら、申述先は横浜家庭裁判所横須賀支部(横須賀市新港町1番地9)です。
- 期限は、相続が始まったことを知った時から3か月以内です(民法第915条)。費用は申述する人1人につき収入印紙800円分と、連絡用の郵便切手です。
- 町役場では、予約制の司法書士相談(相続などの不動産登記)や行政書士相談(遺言・遺産分割協議書)が開かれています。日程は町民健康課 戸籍相談係に確認しましょう。
家庭のごみを運べる業者は、町の委託か許可を受けた業者だけ
葉山町は、家庭の粗大ごみを回収できるのは町の委託か許可を受けた事業者だけだとしています。ポストに入る「無料回収」のチラシの多くは無許可の業者で、料金を請求されるトラブルが起きていると、町は注意を呼びかけています。
- 町の一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者は、町の「事業者の皆様へ」のページにある許可業者一覧(PDF)で確認できます。
- 町は現在、新しい許可の申請を受け付けていません。町外の遺品整理業者が葉山町の許可を持っていない場合は、ごみの運搬を一覧の業者に頼むことになります。見積もりのとき、どの業者が運ぶのかを聞いておきましょう。
契約や料金で困ったときは、役場の消費生活相談(町民健康課 戸籍相談係が受付。電話で相談し、必要なら面談)か、かながわ中央消費生活センター(045-311-0999、月〜金曜9:30〜17:00、土曜9:30〜16:30)に相談できます。
遺品整理のごみをクリーンセンターに持ち込むなら、まず相談
葉山町では、家庭ごみは戸別収集か資源ステーションに出すのが原則です。ただし町は、引っ越しや遺品整理など特別な理由がある場合は相談してくださいと案内しています。
- 相談・予約先は葉山町クリーンセンター(046-876-1153、平日8:30〜17:00)です。予約のときに持ち込める日時を案内され、量も聞かれます。
- 予約なしの持ち込みや、分別していないごみは受け付けてもらえません。支払いは現金だけです。
- 粗大ごみはクリーンセンターには持ち込めません。次の項目の方法で出します。
粗大ごみを自分で出す場合
葉山町の粗大ごみは、一辺が50cm以上2m未満の家具や電化製品などが対象です。収集も持ち込みも、町が委託した業者への電話予約が必要です(046-878-7751、月〜土曜8:30〜16:30、祝日も受付、日曜・年末年始は休み)。
葉山町の粗大ごみの出し方
| 方法 | 手数料(1個) |
| 収集(玄関先など道路から見える場所に出す) | 一般品目350円。スプリング入りマットレス・マッサージチェア・介護ベッドは2,000円、スプリング入りソファ・浴槽などは1,000円 |
| 持ち込み(葉山町木古庭360) | 一般品目350円。スプリング入りマットレスなどは1,000円、スプリング入りソファ・浴槽などは500円 |
- 手数料は、町内の取扱店で粗大ごみシールを買って払うか、葉山町公式LINEからオンラインで払います。収集は、受付からおおむね3営業日以内です。
- 持ち込むときは本人確認書類を見せます。
- 業者が撤去した畳・換気扇・便器・流し台・風呂釜などは産業廃棄物になり、粗大ごみとして出せません。リフォームと一緒に片付ける場合は気を付けましょう。
町で扱えないもの
遺品整理で出やすい、葉山町で扱えないもの
| 品目 | 処分の方法 |
| テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機 | 買い替える店か購入した店に依頼。自分で運ぶなら郵便局でリサイクル券を買って指定引取場所へ。町の許可業者に収集を頼むこともできます(引き取り手数料が別にかかります) |
| パソコン | 町と協定を結ぶリネットジャパンリサイクルの宅配回収(パソコン本体を含めば1箱無料) |
| 消火器、プロパンの小型ボンベ、バッテリー | 購入店・販売店に相談 |
| ピアノ、電子オルガン、耐火金庫、サーフボード | 購入店・販売店に相談(ピアノは専門業者にも相談できます) |
パソコンの中の個人情報は、送る前に消しておきます。在宅医療で使った注射器などは、かかりつけの医療機関に引き取ってもらいます。
使える物は「葉山リサイクル」で譲る
町の「葉山リサイクル」は、家具や家電、生活用品などの「ゆずります」を、町のホームページと役場1階の掲示板に載せる仕組みです。登録できるのは20歳以上の町内在住者で、引き取りは町外の人もできます。取引は当事者どうしで行い、トラブルに町は関わりません。相続放棄を考えている場合は、譲る前に上の相続放棄の項目を確認してください。
費用の目安と、業者の選び方
このページの業者は、県内の他の市や他の県に拠点があり、葉山町まで出張して作業します。費用の目安は、このすぐ下の「葉山町の遺品整理の費用とよくある質問」で、掲載業者の料金をもとに紹介しています。2〜3社から見積もりを取り、ごみの運搬を町の許可業者がするのか、クリーンセンターへの持ち込みを相談するのかも確認して比べましょう。
実家が空き家になる場合
- 相談:葉山町役場 政策課 企画調整係(046-876-1111)が「空き家総合相談窓口」です。貸したい・売りたい、管理をどこに頼めばよいか分からない、といった相談を受け付けています。
- 空き家バンク:売りたい・貸したい空き家を登録し、買いたい・借りたい人とつなぐ町の制度です。町は宅建協会鎌倉支部と協定を結んでいます。
- 売るときの税の特例:相続した空き家を、耐震改修や取り壊しをして売った場合などに、譲渡所得から3,000万円を控除できる国の特例があります(2027年12月31日までの譲渡が対象。条件あり)。使うときは、事前に町役場に連絡して必要な書類をそろえます。