役場の手続きは「ご遺族サポート『紡ぐ』」でまとめて
大井町は、役場1階の町民課にご遺族サポート「紡ぐ」を置いています。亡くなった後に役場で必要な手続きを町が先に調べ、各課の職員が交代で窓口に来て説明してくれます。家族が課から課へ回る必要はありません。
- 予約制です。ご遺族サポートデスク(町民課、0465-85-5006)に電話し、「ご遺族サポートの予約」と伝えます。
- 死亡届を出した人には、手続きの一覧が載った冊子が渡されます。町のホームページからも読めます。
- 死亡届は、亡くなったことを知った日を含めて7日以内に出します。
片付けの前に、冊子のチェック表で「返す物」を確かめる
「紡ぐ」の冊子には、役場に返す物と、名義の変更が必要な支払いがチェック表で載っています。片付けで捨ててしまわないよう、先に家族で集めておきましょう。
- 役場に返す物:マイナンバーカード、印鑑登録証、国民健康保険や後期高齢者医療の保険証、介護保険証、各種の障害者手帳など
- 口座振替の書類:故人の口座は凍結されると引き落としができなくなります。固定資産税など町の税金を口座振替で払い続けるには、相続人などの口座を新しく登録します。通帳と届出印は残しておきます。
- 年金証書:年金の手続きに使います。
- 固定資産税の納税通知書・権利証:故人が家や土地を持っていた場合、相続の手続きに使います。
現金や貴金属、形見の品は、業者が入る前に家族で持ち出しておきます。国民生活センターには、残してほしいと頼んだ物を業者に処分されたという相談が寄せられています。残す物は一部屋にまとめ、作業中に見つかった物をどう渡すかを、見積書に書いてもらいましょう。
相続放棄を考えているなら、小田原の家庭裁判所へ
借金が多いなどの理由で相続放棄を考えている場合は、遺品の処分を急がないでください。遺品を売ったり捨てたりすると、相続を認めた(単純承認した)とみなされ、放棄できなくなるおそれがあります(民法第921条)。
- 故人の最後の住所が大井町なら、申述先は横浜家庭裁判所小田原支部(小田原市本町1-7-9)です。
- 期限は、相続が始まったことを知った時から3か月以内です(民法第915条)。費用は、申述する人1人につき収入印紙800円分と、連絡用の郵便切手です。
業者に頼むなら「大井町の許可」があるかを確認
家庭から出たごみを業者が運ぶには、大井町の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。許可を持つ業者は、町の一般廃棄物処理業 許可業者一覧(PDF)に載っています。一覧には、扱えるごみが事業系や動物の残さなどに限られた業者もあるので、「種別」の欄も見てください。
このページで紹介している業者は、町の外に拠点があります。遺品整理業者が大井町の許可を持っていない場合は、ごみの運搬を町の許可業者に頼むことになります。見積もりのときに、どの業者がごみを運ぶのかを聞いておきましょう。
- 町によると、不法投棄されたごみには引越しごみも多く含まれます。安さだけで選ばず、運び先まで確かめます。
- エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などを許可業者に運んでもらう場合、リサイクル料金とは別に収集運搬料がかかります。
料金や契約で困ったときは、足柄上地区の1市5町が共同で開いている南足柄市消費生活センター(0465-71-0163、平日9:30〜12:00・13:00〜16:00)に相談できます。大井町の人も対象です。相談日や時間の外は、消費者ホットライン(188)に電話できます。
家一軒分のごみは、町の収集だけでは片付きません
大井町の粗大ごみの戸別収集は、1回3個までです。後で紹介する美化センターへの持ち込みも、1日1回・軽トラック1台分程度までです。家財の量が多い場合は、町の許可業者に頼むほうが現実的です。
自分で一部を処分する場合
大井町のごみは、中井町・松田町と共同の足柄東部清掃組合が処理しています。
大井町で家庭ごみを自分で出す方法
| 方法 | 申し込み | 料金 |
| 粗大ごみの戸別収集(月2回) | 生活環境課(0465-85-5010)、窓口、またはウェブ。毎月5日か20日までに申し込むと、下旬か翌月上旬に収集 | 1個1,100円(1回3個まで) |
| 美化センターへ持ち込み(燃やすごみは大井美化センター、不燃ごみは中井美化センター) | 足柄東部清掃組合(0465-83-1554)に前日までに電話で予約。受付は平日9:00〜12:00・13:00〜16:00 | 10kgごとに250円 |
- 戸別収集は家の前まで取りに来ますが、家の中からの運び出しはしてもらえません。スプリング入りのベッドは、先に解体しておきます。
- 持ち込めるのは、火〜金曜日と第1・第3土曜日の決まった時間です。予約は30分単位です。
- 遠くに住む家族が持ち込む場合は注意が必要です。組合は、ごみを出す本人か同居の親族が車に乗っていないと受け付けず、その場合は町の許可業者に頼むよう案内しています。受付で住所の分かる身分証明書を見せます。
- 点検で持ち込みを休む期間があります。日程は組合のホームページで確認しましょう。
町で収集しない・組合で受け付けないもの
遺品整理で出やすい、町や組合に出せないもの
| 品目 | 処分の方法 |
| エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機 | 買い替える店か購入した店に依頼。自分で運ぶなら小田原市下大井の指定引取場所へ。郵便局でリサイクル券を買う方法もあります |
| パソコン | 町と連携するリネットジャパンリサイクルの宅配回収(パソコン本体を含めば1箱無料)、またはメーカー回収 |
| 消火器・ガスボンベ・バッテリー | 販売店か専門業者に依頼 |
| ピアノ・オルガン・浴槽 | 組合では受け付けません |
| 畳など住宅の廃材 | 組合では受け付けません |
スプリング入りのマットやソファは、布とスプリングを分ければ粗大ごみとして扱われます。パソコンを出す前には、データを自分で消しておきましょう。
使える家具は「ジモティー」で譲る方法も
大井町は2026年4月に株式会社ジモティーとリユースの協定を結び、粗大ごみを出す前に「捨てずに譲る」ことを勧めています。町の「リサイクル伝言板」は2026年7月で廃止され、ジモティーの利用が案内されています。相続放棄を考えている場合は、譲る前に上の相続放棄の項目を確認してください。
費用の目安と、業者の選び方
このページの業者は、県内の他の市や他の県に拠点があり、大井町まで出張して作業します。下見や追加の作業の日程は、早めに相談しておくと安心です。費用の目安は、このすぐ下の「大井町の遺品整理の費用とよくある質問」で、掲載業者の料金をもとに紹介しています。2〜3社から見積もりを取り、ごみの運搬をどの許可業者が行うかも比べましょう。
実家が空き家になる場合
大井町には、空き家の売却や賃貸を後押しする制度があります。窓口はどちらも政策経営課(0465-85-5003)です。
- 空家バンク:町内の一戸建ての空き家を登録し、町のホームページで紹介する制度です。登録料はかかりません。町は契約の仲介はしませんが、協定を結んだ不動産団体に仲介を頼むこともできます。
- 空家片付け補助金:空家バンクに登録した空き家の片付けを、大井町の一般廃棄物処理業の許可を持つ業者に頼んだ場合、費用の2分の1(上限10万円)が補助されます。片付けが終わった翌日から6か月以内に申請し、作業前後の写真と領収書の写しが必要です。補助を受けた後2年間は、所有者が住んだり、3親等以内の親族に売ったり貸したりしないことなどの条件があります。
補助を使う予定があるなら、業者を決める前に政策経営課に相談し、作業前の写真を忘れずに撮っておきましょう。